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走馬灯のように 父の笑顔とピーセン

 実家の亡き父の初盆会がありました。 厳しくて怖くとも、時折みせる笑顔の素敵な親父でした。
実家の法要は参加した各家族にお菓子一箱をお配りする風習があります
 今回私が用意したのはピーセンという懐かしのお菓子です。14箱分を亡父に仏前 
として供えました。初盆会がおわると 各家族にお分けしました。
pisen.jpgこのピーセンのまつわるお話しです。
 私は大分県日田市、田舎の生まれです。幼い時、 国会議事堂の絵柄の穴なしの緑がかった5円玉、の小使いを父からもらい駄菓子屋でつもアラレをグラム買いで買ってました。

 父と 初めて隣県の都会、久留米市のデパートにいった時 ピーセンというお菓子に出会いました。55年以上も前だったとおもいます。当時のピ-センは青と銀のブリキ缶 そのブリキ缶にあしらわれた絵を指差して、父はパリのエッフェル塔だよ って言って笑顔で教えてくれました。父からもらった試食分を食べると いまでもその味がわすれられ ません。あられとはとは違ったソフトな触感、ナッツの香り 上品な塩味でした。 当時の高級菓子、また一世を風靡したお菓子でした。私は大ファンになったのです。亡き父も好物でした。

この時の当時の父の笑顔を今でもふと思い出し走馬灯のようにその光景をすことがあり、これからも忘れることは無いでしょう。
亡き父と幼きかった頃の私の2人だけの笑顔の秘密。天国で、若き日のあの日あの時の笑顔で父はピーセンを食べてたらいいな!と心から思いました。


 

 

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